空は果てしなく

仕事と育児の両立に悩んだ時に

自分だけの得意分野を作ろう-時短勤務中の働き方

仕事復帰後、特に時短勤務中の働くママは、今どんな仕事をしていますか?

出産前と変わらない内容・仕事量で働いている方もいるでしょう。
私の部署にもいます。
カッコいい!憧れです!

でも一方で、どうしても出産前に比べてセーブせざるを得ない方もいらっしゃいますよね。

●出産後は仕事に全力投球できるとは限らない
出産後、どうしても仕事をセーブするのは働くママの方になってしまいますよね。
セーブする理由としては、
・自身の体力が持たない。休みが多い。
・下の子がまだ小さい
・子どもの人数が多い
・子どもの体力・精神力が弱い
・自分や夫の両親の住まいが遠方で、手伝いを当てにできない
等々、人それぞれ理由があります。

皆が出産前と同じ仕事内容と成果を求められたら…
女性の多くはそのうち力尽きると思います。

実際、会社側もいきなり出産前と同じ内容・成果を求める場合は少ないのではないかと思います。

でも、復帰したばかりの働くママにとっては、焦ることも多いですよね。
どうしても時間内に業務を終わらせられず、残りを同僚に頼まなくならなければならず、申し訳なくなることもあるかもしれません。
周りが急な出張に出かけて行く中、自分は対応できなくて、もどかしくなるかもしれません。
周りが協力的な場合、だからこそ余計に焦りや申し訳なさを感じる場面が増えるかもしれません。

●意外と見落とされがちな「バックオフィス」の存在
私も最初のうちは、自分がお荷物にしかなっていないのではないかと感じ、暗い気持ちになったこともありました。
でも、そんな様子に気付いた上司が掛けてくれた言葉がありました。

「確かに今は出張したり、時間のかかる業務は無理かもしれない。
でも、それは少しずつできるようにしていけばいい。
それよりも、私はHoDonChiさんに頼みたい仕事がある。
それは、内勤時間が多い、今のあなただからこそ頼める仕事なの。」

・部署のデータベースやサンプルの整理と活用
・協力工場の現状整理の為のデータ抽出
・情報の共有化ツールの改善 等々。。。

よく見渡してみれば、出張等で外出が多い担当者では、なかなか手を付けられないような、
地味だけれども、でもいつかは、誰かがやらなければならないだろう、と考えられる内容の仕事が山程ありました。
いわゆる「バックオフィス」というものですね。

●「自分の得意分野」を作ろう!
私は数年かけて、それらのデータを整理・マニュアル化し、共有化し、その都度報告書を作成し、部内に報告していきました。
地味な分、面倒でもマニュアル化・共有化・報告書作成と報告が大事です!
今でも出張等、外出の多い担当者からみれば、私の仕事は何故必要なのか、何の為にやっているのか分からないようです。
(ちゃんと目的は説明しているのですがね。。。)
でも、私は彼らが仕事をする際、また今後この部署に入る人たちが仕事をする時に、このデータがあって良かったと思ってもらえるような、そして誰かが将来も継続して引き継いでいけるシステムを作りたいと思いながら仕事をしています。
その為、上司の方々はその内容を認めてくれていて、頼りにしてくれています。
それはつまり、「他の担当者には出来ない、自分だけの得意分野がある。」ということになります。
それが非常に自分にとっての強みになりました。
自分だけの得意分野が出来ると、自分がその部署にいる存在意義も見出せます。

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そして、子どもが少し大きくなり、最近は出張等の外出やトラブル対応も出来るようになってきました。
時短勤務も6時間から7時間になったので、業務が終わらずに他の担当者にお願いすることも滅多に無くなりました。
ということは。。。他の担当者と同じような勤務をしつつ、他の担当者が出来ないバックオフィス業務も出来るのです!
もう居場所が無いなんて思う必要は無い!!
(なんて言いながら、やっぱり迷惑をかける場面もあるので、謙虚な姿勢は大事ですが☆)

●「自分だけの得意分野」を「自分にしか出来ない仕事」にはしない
そんな私専用のバックオフィス業務ですが、最近は今年配属された後輩が理解を示してくれている為、少しずつ色々と引き継ぎが出来るようになってきました。
「自分だけの得意分野」があることは良いことですが、「自分にしか出来ない仕事」は結局役に立ちません。
誰かが欠けても、他の誰かがすぐに補える状態が理想だと思っています。

そして私は、また新たな分野を開拓中です。
その分野がまた芽を出すことを目標に、『自分のペースを大切にしながら』頑張っています☆